昨日は、そういえば月曜日だったのだが、渋谷のベルゴで、
ブームタウン・ラッツというアイルランド出身のバンドの
大ヒット曲「哀愁のマンディ」(I Don't Like Mondays)がかかっていた。
この曲を聴いたのは、何十年ぶりだろう。
流行ったのは中学の頃で、大好きだった。
同じ時期に流行っていたTOTOが好きな友達と、どっちが売れるか賭けをして、
見事に負けたのを覚えている。
ブームタウン・ラッツは、2曲目の確か「涙のダイアモンドスマイル」以降は、
すっかり売れなくなってしまった。
てなことを思い出した。
この曲は、Wikipediaの説明をかりると、1979年1月29日月曜日にアメリカで
発生した16歳の少女による銃乱射事件がモチーフとなっている。
犯行後に「どうしてこのような事件を起こしたのか?」と訊かれた少女が
「I don't like Mondays」と答えた事にちなむ。
歌詞の内容もこの事件に着想して書かれたものである。
であるが、曲調は悲壮感にあふれるわけでも、オドロオドロしくもなく、
割とさらっとしている。
その感覚は、小学生の時に、ビートルズの「Maxwell's Silver Hammer」が
大工さんの日常を描いた楽しい唄だと勝手に思っていたところに、
実は、ジョウンという変わった女の子を映画を見に行こうと誘っておいて
銀のトンカチで撲殺するという歌詞だということを知って、ショックを
受けたのに似ていた。