「難解」
故に「73歳にして挑戦的」
なのだろう。
11月6日、オーチャードホールでのハービー・ハンコックは
そんな感じだった。
Chianti Colli Senesi 2008 Casale - 酒と音楽の日々
メンバーは、
・ハービー・ハンコック(ピアノ・キーボード)
・ヴィニー・カリウタ(ドラムス)
・ジェームス・ジナス(ベース)
・リオーネル・ルエケ(ギター)
セットリストは、
・Actual Proof
・SevenTeen/Watermelon Man
・Come Running to Me
・Lionel Solo
・Herbie Solo
・Speak Like a Child
・Cantaloupe/Flying/Cantaloupe
・Rock It
・Chameleon
もう少しJazzっぽいところを期待していたが、
Electric Free Funcky African Fusionって感じか。
そもそも、このメンバーだからでしょうが。
ヴィニー・カリウタはかなりパワープレイだったが、
現世とつないでいてくれた感じ。
Passages - 酒と音楽の日々
(べックやタルちゃんとの国際フォーラムを見たのだが、
このブログを書く前だったみたい。)
Actual ProofやHerbie Soloを始め、曲も長いものが多く、
ドラムが無いと、あの世に連れて行かれたかもしれない。
連れて行かれた人達を何人も見た。
ジェームス・ジナスは高速フォー・フィンガー野郎
(遠くで見えなかったが、きっとそう)。
リズムはもちろんしっかりしているが、
高音速弾きが多く、そんなに好きなタイプではない。
リオーネル・ルエケはハービーの秘蔵っ子ギタリストの
ようだが、かなり変わっている。
初めて聴いたなぁ。
ひっかくような弾き方はなんて言うんだろう。
あと、エレキギターでスタンリークラークみたいなのを
やってた。変なの。
"Return to Forever" Returns - 酒と音楽の日々
ボーカルは、何とか族の会話みたいなポコ、ッタ、ってな
発音入り。面白いのは面白いかも。
ハービーは絶賛していた。
ハービーはショルダーキーボードを始め、エレクトリックでファンク
なのをかなりいれていた。自分はあまり好きな方ではないやつ。
ああいう音とか好きなのね。
ソロも、最初のフォーレ風?ピアノで一旦終わらせれば良いのに、
最後のフュージョンまで連続しちゃって、どうかなと思ってしまった。
好きな人は好きなのだろう。
ということで多少複雑な気持ちとなったコンサートでした。