E.S.Pといってもギターブランドではなく、高崎晃のランダムスターではなく、
マイルス・デイヴィスのアルバム。
昨日も仕事だったのだが、忙しくなると特に音楽を欲するようになるものだ。
もとからのロック、プログレ、ジャズロック(フュージョン)という流れと、
Barで酒を飲む際のバックグラウンドが重なって、ジャズを聴くようになって、
ピアニストシリーズではビル・エヴァンスが気に入ったのだが、
Jazz Piano Selection - 酒と音楽の日々
トランペットシリーズで最近借りた物の中では、E.S.P.が特に良い。
Walkin' - 酒と音楽の日々
■Miles Davis「E.S.P」(1965)
Miles Davis(tp),Wayne Shorter(ts),Herbie Hancock(p),Ron Carter(b),Tony Williams(d)
1."E.S.P." (Wayne Shorter) – 5:27
2."Eighty-One" (Ron Carter, Miles Davis) – 6:11
3."Little One" (Herbie Hancock) – 7:21
4."R.J." (Ron Carter) – 3:56
5."Agitation" (Miles Davis) – 7:46
6."Iris" (Wayne Shorter) – 8:29
7."Mood" (Ron Carter, Miles Davis) – 8:50
ウェイン・ショーターを迎えた第2期クインテットのスタジオ4部作の第1段らしい。
4作目の「Nefertiti」は、好きだったのだが、こちらの方が良い。
Selection - 酒と音楽の日々
LIFETIME - 酒と音楽の日々
これはモードなのだろうか。ビル・エヴァンスを好むものとしてはとても心地よい。
E.S.P.という一曲目はショーターの曲のようで、テーマフレーズからして印象的で小気味よく超かっこ良いが、
サックスソロ、トランペットソロと続くとことか、バックのベースもドライブ感、グルーヴ感(っていうのかな)
があって素晴らしい。で、ピアノがモードっぽい。ハービーもこんな人だったのか。ドラムは抑え気味かな。
3曲目のLittle Oneは、ハービーの曲のようだが、処女航海を思わせるような浮遊感ありのバラードっぽい曲。
4曲目のR.J.はロン・カーターの曲のようだが、サックスで吹いているテーマフレーズが
ショーターっぽく変な感じで面白い。E.S.Pと同じくモード&グルーヴが感じられる曲。
6曲目のIrisはショーターの曲のようだが、ねっとりサックスバラード系。
ペットソロのかっこ良さは、ドライな感じ、さっぱり感というのでしょうか。
7曲目のMoodもバラード系。
ピアノの伴奏のリフレインと、ペット、サックスの絡み方が、より印象派の曲っぽいていうのでしょうか。
とても良いアルバムに出会えました。感謝。