先日購入したブライアン・オーガのアルバム、「Brian Auger's Oblivion Express」を
通勤途中で2,3度聴いた。
初聴?の感想は以下。
1.ジャズかロックかで言えばロック。
2.ヘヴィーかライトかで言えばヘヴィーめ。
3.ウェットかドライかで言えばドライ。
4.オーソドックスか変態かで言えば、かなりオーソドックス。
5.オルガンバンドかギターバンドかで言えば、何とギターバンドなんじゃないの?
6.明るいか暗いかで言えば暗め。
7.誰が好きかで言えばドラムかな。
1.はJazzRockということ、一曲目の作者がジョン・マクラフリンということで、
マハヴィシュヌ・オーケストラ感を期待していたが、全般的なイメージは予想に反してロック。
1曲目のDragon Songと、6曲目のOblivion Expressは期待通りであったが、
他は初期のイエス、あるいは、初期のディープパープルと通じるように感じた。
今思うと、トニー・ケイやジョン・ロードのオルガンの印象とかぶってたのね。
あと、ボーカルが入っているのも効いていたかも。
何度か聴くうちに印象は変わり、やはり、ジャズ・ロックが感じられてきた。
2.はそのまま。印象変わらず。
3.は、曲はバラード無し、ボーカルもジョン・ウェットンやグレッグ・レイクのような
裏声交える西城秀樹唄法や松田聖子唄法は無いし、こぶしも無いし、
ギターは泣きのチョーキングなど無い。
4.は、おおよそエイト・ビート8/8を基本で全体をまとめており、変態(※)ではない。
※変態の例
・変拍子・転調の多用
・変な楽器の使用(スティック、スチール、シタール、エレクトリック・バイオリン、琴など)
・変な道具の使用(チェロの弓、ベースの右手に装着するドラムスティックのような物体など)
・変な弾き方(指が開くことを良いことにした奇妙なボイシング、象の鳴き声の真似、タッピングなど)
・変な叩き方(興に乗じた床叩き、素手叩きなど)
・変な唄い方(わめき、叫び、笑い、語り、ヨーデルなど)
5.は、ギターが前面に出ていて、オルガンはサポートのように聞こえた。
もちろん、ソロはあるが。少なくともEL&Pのようではない。ギターいないから当たり前か。
6.は、ジャズとロックの融合というと、フュージョンという言葉もあるが、ラリー・カールトン、
リー・リトナー、パット・メセニー、日本で言うと、高中正義、カシオペア、スクエアなどを連想し、
明るい太陽のもとでの健康的な音楽って感じが好きではない。
地下室でコソコソと大音量で演るような感じが好き。
7.は、そのまま。理由はちょっと良くまとまらない。
という感じで気に入った。他のアルバムも買ってみよう。楽しみが増えた。