酒と音楽の日々

酒と音楽が好きです。

酒と音楽の日々

Believe It




大漁の予感は当たりそうである。
イレブンズ・ハウスのアスペクツの次に来たのは、
トニー・ウィリアムスのビリーブ・イット。


初めて聴いた時には、きっとアラン・ホールズワース効果だろうと
思っていたが違っていた。
アルバムとして良いのだ。


1曲目のSnake On Nailは、イントロのボヨボヨ言うキーボードは気に入らないが
8ビートのかなりストレートなロックの中に、ちょっと変なギター・リフ。
やっぱりボヨボヨいってるが。


2曲目のFredはアラン・ホールズワースの曲として知っていたが、
ライフタイムだとは知らなかった。
表現が難しいが、ほのぼの感の中に若干のスリリング感で、
なぜか非常に耳に残る。


3曲目のProto-Cosmosは、僕がフュージョンの中で好きになる様式にはまっている。
キメとドライブ感と縦横無尽な中に統制されたソロ。


4曲目のRed Alertはロックだと思っていたら、変なキメが入るプログレと思っていたら
フュージョンっぽくなって、ロックに戻る。


5曲目のWildlifeはメロウ。Jeff BeckのThere And Backの
Too Much To LoseとThe Golden Roadの中間のような曲。


6曲目のMr. SpockはReturn To Foreverっぽいかな。印象的なテーマのあと、エレピソロ。
ドラムも色々と遊んでいるような感じでかなり良いわ。


7曲目のCelebrationもやはり、印象的でロックなリフ。
ベース、キーボードの入り方とか、アレンジが細かい感じで、これが一番好きかも。
ギターソロもロックで良い。


8曲目のLetsbyは、Mr.Spockの再来で、さらに激しくした感じ。


かなり気に入った。
こうして遅れてやってくるのは、当然音楽が変わったわけでなく、
聴く方が変わっているのだ。
聴くタイミングにより、その時の心理状態や、聴く姿勢、様々な条件が異なるので、
違う印象を持つのだ。
なので、いろんなタイミングを作り出さないと、音楽と自分の関係が決まらないし、
あきらめるとそれまでなのだ。
一回一回聴くタイミングが、一期一会。