酒と音楽の日々

酒と音楽が好きです。

酒と音楽の日々

Akiko Yano & Hiromi Uehara


12月11日の日曜日は、矢野顕子上原ひろみの「今年は2人でさとがえるツアー〜Get Together〜」をNHKホールで。


自分にとってのJazzの名作「そこのアイロンに告ぐ」から始まったのは感動的。


Akiko Yano - 酒と音楽の日々


知っていた曲は、それに加えて「Children In Summer」と「ラーメン食べたい」くらいだったのだが。


「しあわせなバカタレ」とか「こんなところにいてはいけない」とかも、優しく力強い良い曲だった。
お得意の童謡シリーズからは、「ずいずいずっころばしごまみそずい」をジャズアレンジで。


上原ひろみのピアノも良かったが、結構フワフワした人なのね。
もっとポピュラーな曲もあるだろうが、全般的にJazz化されているので、とっつきにくいところもあったかも。
「ラーメン食べたい」のベースっぽいリフ(ピアノもリフっていうのか)もかっこよかったし、
どの曲だったか忘れたが、5/4(10/8)+6/4(12/8)というかっこ良いリフもあったような。
和音を変えながらも、1つの同じ音をずっと叩き続けていて、
連続音(シンセのような)と錯覚するようなところもあったような。
矢野顕子の不思議なボーカルにも曲調にもマッチしている、繊細で崩れそうだが、
要所要所、スタンダードで骨太アレンジといったように感じた。


今朝、通勤途中の電車で、矢野顕子を表現する言葉を見つけた。
「Urban Native」というのはどうだろうか。
土地や国ではなく、都会生活に土着したソウルフルな音楽(ソウルではないが)といった感じ。