酒と音楽の日々

酒と音楽が好きです。

酒と音楽の日々

Highland Park




今日は銀座のBar66で、ハードブラザースというボトラーズのハイランドパーク32年を頂きました。

ハイランドという名前ですが蒸留所はオークニー島で、アイランズに属するシングルモルトです。

ハイランドバーク25年のオフィシャルが、今まで飲んだ中で1番好きなお酒です。
「雪解け感」と勝手に形容していますが、複雑で豊かな味わいをつかもうとすると、
ふわっと消えていくような儚さを感じました。
曲で言うとドビュッシーのベルガマスク組曲のプレリュードかな。
曲で言う必要はないが。

ちなみにわざわざ順位をつけているものは、不意を突かれた美味しさではなく、
味を予想した上で何度か繰り返し飲んでみて、最初の感動が再現されたものです。
2番目はシグナトリー・ヴィンテージのストラスアイラ25年です。

今回のはカスクストレングス(樽から出した状態のままで加水していない)で47度と、
かなりアルコールは飛んでいますが、しっかりした味わいでオフィシャルとは違うフルーティな感じでした。
どこかの日本料理で味わったような気がしていて、とりあえず「蕪蒸し感」としています。
曲で言うと坂本龍一戦場のメリークリスマスかな。


続いて飲んだのは、ケルティック・クロスというボトラーズのロハンソーラン(中身はラフロイグとのこと)を頂きました。
ライフロイグ独特のヨード臭は弱く甘くてボウモアのようでした。
曲で言うとLedZeppelinのオゾンベイビーかな。
超メジャーなグループのマイナーな曲なのだけれどもスタンダードで力強いロック。



最後はグレン・ドロナックのオフィシャルの12年。
目黒の酣で、ウィスキー・エクスチェンジ社の「シングル・モルト・オブ・スコットランド」ブランドの15年を飲んで以来、
色々と試しています。
同じく、ウィスキー・エクスチェンジ社のベンリアックと3位の座を争っていますが(私の中での勝手な葛藤ですが)、
「舌べらの奥を走り回るカカオ感」と形容しています。
オフシャルの12年も十分美味しいです。
曲で言うと、U.K.のナイト・アフター・ナイトかな。
ジョン・ウェットンのウェットな声、KingCrimsonほどメジャーではなく、また、とっつきやすい感じ。
エイジアほど媚は売っていない。
ちなみに2位のストラスアイラは「舌の側面を包み込むカカオ感」です。
どうでも良いとは思いますが。